「森の整備をする中で、使っている木がどこでどう育ってきたのかを考えるようになった」と語る国松希根太さん
 「森の整備をする中で、使っている木がどこでどう育ってきたのかを考えるようになった」と語る国松希根太さん
 「森の整備をする中で、使っている木がどこでどう育ってきたのかを考えるようになった」と語る国松希根太さん
 奥入瀬のブナを使った新作「WORMHOLE」の横に立つ国松希根太さん

 「木はそのままでも美しい。でも、手を加えることでその面白い部分を抽出している感覚がある」。チェーンソーやバーナーを用いて巨木と向き合い、制作を続けてきた彫刻家の国松希根太さんは語る。美術館では初となる個展「連鎖する息吹」が青森県の十和田市現代美術館で開催中だ。

 うろが洞窟に、木目が水平線に、削り跡が山肌のように―。作品は、鑑賞者の視点をミクロとマクロの間で行き来させる。

 2002年から北海道白老町にある旧小学校を改造したアトリエを拠点にしてきた。当初は金属で制作していたが、滞在したベトナム出身の彫刻家がその場にあるもので次々と作品を生み出す姿に衝撃を受け、「自分も」と手に取ったのが木だった。自分...

残り371文字(全文:670文字)