
FRBを巡る構図(写真はロイター、ゲッティ)
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、退任後もFRB理事を続ける異例の残留宣言をした。トランプ大統領による利下げ圧力に危機感を示し、金融政策の独立性の堅持に向けて抵抗する。FRB内ではインフレ警戒が高まっており、新議長になる見込みのウォーシュ元理事はトランプ氏との間で板挟みに遭うのは避けがたい。
▽防波堤
「政治から離れて金融政策を運営するFRBの能力を脅かす」。パウエル氏は最後となった議長会見で、FRB本部の改修工事を巡る自身への捜査を非難した。
トランプ氏は、利下げに慎重なパウエル氏を罵倒し続け、辞任させる意向を隠してこなかった。想定を上回る改修費にトランプ氏が疑義を示すと、司法当局...
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