「ボストン茶会事件の船と博物館」で、模擬の茶箱を海に投げ入れるガイド=4月21日、米マサチューセッツ州ボストン(共同)
 「ボストン茶会事件の船と博物館」で、模擬の茶箱を海に投げ入れるガイド=4月21日、米マサチューセッツ州ボストン(共同)
 「ボストン茶会事件の船と博物館」で、唯一現存する当時の茶箱の前で語るジョナサン・レーンさん=4月21日、米マサチューセッツ州ボストン(共同)

 米国は独立記念日の7月4日、建国250年を迎える。「代表なくして課税なし」。独立運動に火を付けたのは、植民地だった米側の税金や関税を英国が一方的に決めたことに抗議した1773年のボストン茶会事件だった。「政権にわれわれの声は届いているのか」。トランプ大統領が乱発してきた高関税措置に翻弄される市民は、建国の精神を問い直している。

 ▽追体験

 「英国王を倒すぞ!」。4月下旬、東部マサチューセッツ州ボストンにある「ボストン茶会事件の船と博物館」。再現された船の甲板から、観光客たちがガイドのかけ声に続いて模擬の茶箱を海に投げ入れた。

 年間30万人以上が訪れ、演劇を組み合わせた展示で事件を追体験しながら歴史を...

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