
綿布のブランド「三ツ桃」のマーク
日清紡ホールディングスは繊維業界の実業家らが1907年、輸入に依存していた高級綿糸の製造を目的に現在の東京都中央区で日清紡績を設立したのが始まりだ。(共同通信=出井隆裕記者)
日本と清(現在の中国)を合わせた「日清」が進歩的なイメージの言葉として流行していたため社名に採用。設立の翌年には東京都江東区で外国製の最新設備をそろえた本社工場が操業を開始した。
綿花から糸をつくる紡績はすでに日本の基幹産業だったが、高級綿糸製造を機軸に据え、自前での工場新設や同業との合併で規模を拡大して大手の一角を占めた。
太平洋戦争後は中興の祖といわれる桜田武が社長に就任。「三ツ桃」というブランドを冠した綿布が国内...
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