
太下義之さん
日本初、唯一の公共劇場専属舞踊団の今後は-。新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)に所属する「Noism Company Niigata(ノイズム)」の金森穣・芸術総監督が、昨年末に退任意向を示して2カ月が過ぎた。任期制度や活動環境の改善を訴える金森監督に対し、「制度は変えない」とする市、劇場を運営する市芸術文化振興財団も次期監督の選定へ検討を進めるとしている。金森監督が率いるノイズムの存続も先行きが見通せない。何が問題なのか、今後どんな可能性があるのかを考える。インタビュー編では3人の識者に聞いた。(3回続きの2)
<上>「金森穣監督の退任尊重」「新潟市は存続策検討を」杉浦幹男さん
本当に芸術総監督の任期上限を2期10年までにする制度でいいのか、現行のレジデンシャル制度には議論が必要だ。新潟市は欧州では芸術監督の更新に上限があるのが当然だとしているが、任期はあっても、何度でも再任可能なケースは少なくないはず。行政は評価をしなくてはならないため、任期そのものをなくすのは難しいだろうが、更新に上限があって当たり前というのは疑問を感じる。...
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