
選挙集会で演説するアヌティン首相。背後の大画面に軍服姿が映し出された=1月、バンコク(共同)
日本で自民党が圧勝した衆院選投開票日の2月8日、東南アジアのタイでも下院総選挙が実施されていた。「ほほえみの国」と呼ばれるほど人々の優しい笑顔が印象的なタイだが、当然ながら政治や外交の現場ではさまざまな思惑が巡っている。選挙戦では若者に人気でフレッシュなイメージを発信する改革派野党「国民党」と、王室を中心とした伝統的な国のあり方重視を打ち出す政権与党「タイの誇り党」が激突。事前の世論調査で優勢だったはずの改革派野党が敗れた。背景には昨年のカンボジアとの軍事衝突があるという。タイで今、なにが起きているのか―。(共同通信バンコク支局=伊藤元輝)
▽「誰が首相にふさわしいか」
「予想以上の結果だ」
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