今回も前回に続き、いつの間にか進む脳の老化にあらがうためのお話です。

 今月初め、私は家族と富士山を間近で見る1泊2日の小旅行に出かけました。朝の散歩でも「今日は富士山が見える、見えない」を占うように天候を確認し歩きます。目黒駅近くの富士見坂から遠く富士山が見えた日は、何か得した気分になります。

 大学1年生の時、富士山麓に校舎があり、10カ月ほど過ごしました。家族は間近に富士山を見たことがなく、私も大きな富士山を久々に見たかったため、今回は河口湖岸に宿を取りました。

 早朝から電車を乗り継いで河口湖駅に着きました。かつてよく乗った電車に45年ぶりに乗ると、古い記憶がよみがえってきます。途中の富士...

残り470文字(全文:770文字)