
ウクライナのゼレンスキー大統領(右)とイエルマーク大統領府長官(当時)=2025年11月、スペイン・マドリード(ロイター=共同)
ロシアのウクライナ侵攻から4年が経過した。ゼレンスキー大統領は昨年、国営企業を舞台とする巨額汚職事件を受け、外交・内政の両面で絶大な権力を振るってきた最側近を解任し、大統領府や内閣の刷新に踏み切った。ウクライナ政府の現役高官を含む20人以上に大統領の狙いを聞いた結論は、これはただの人事の入れ替えではないということだ。大統領選をにらんだ禅譲の布石の可能性がある。(敬称略、共同通信キーウ支局長 飯沼賢一)
▽大統領の隣に座った大男、ライバルを追い落とし
ゼレンスキーが大統領に就任したのは2019年。今から7年前のことだ。コメディー俳優から転身し、政治未経験ながら、現職だったポロシェンコに勝利した...
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