
今回は「多疾患併存」の「味方」についてです。英語で「multimorbidity」と表されますが、どちらも聞きなれない言葉かもしれません。しかし、近年の医療で重大なテーマであり、該当者も増えています。
多疾患併存を簡単に言うと、「一人の患者が、二つ以上の慢性疾患を抱えている状態」です。例えば、気管支ぜんそくと心臓病がある、うつ病と糖尿病と関節リウマチを患っている、血液透析中の腎臓病患者に大腸がんが発症し長期の治療が必要となる-などです。全患者の20%以上、65歳以上だと60%以上の割合と言われています。当てはまる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
複数の病気があると、問題は複雑になります...
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