
今回は「しゃっくり」の診方についてです。しゃっくりのことを理解するため、まずは深呼吸をしてみましょう。大きく吸ってー吐いてー。さて、今息を吸う時、皆さんはどこの筋肉を動かしたでしょうか? 答えは横隔膜といって、胸とおなかを隔てている膜のような筋肉です。体の中にあって見えないのでなかなか意識しませんが、腹式呼吸をする時に使うこの筋肉が、しゃっくりを起こしています。
しゃっくりそのものは皆さん経験があると思います。急に体が跳ねて「ヒック」という音が出る、あれです。しゃっくりは横隔膜が刺激を受けて急に収縮することで起きる現象なのです。刺激となるものはいろいろありますが、横隔膜の近くから直接刺激を受...
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