全国で病院や福祉施設の経営が危機に直面している。人口減が顕著な地方では特に深刻で、閉鎖や機能縮小が相次ぐ。佐渡はさらに離島というハンディがある。限られた医療資源で、どう島民の生活を守るのか。島民はどう病や老いと向き合えばいいのか。佐渡の医療、介護の現状や課題を探った。

<上>佐渡総合病院・佐藤院長に聞く
<中>小木診療所・野沢所長に聞く

身寄りなし問題研究会代表、お結び島サポートプロジェクトオブザーバー・須貝秀昭さん(55)

須貝秀昭さん

-佐渡の介護施設も需要が減り、人手不足が顕著になっています。

 「1999年から10年ほど魚沼市に住み、介護施設などで働いた。魚沼は豪雪地で冬場は陸の孤島。面積も広い。離島の佐渡と環境が似ている。いずれも高齢化率が高く医師不足が顕著だ」

 「当時働いた特養は看護職も介護職も希望者が多く、...

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