ケアセンターうしろやまで、利用者に明るい笑顔で接するモモミンアウンさん(右)=2月、佐渡市宮川
ケアセンターうしろやまで、利用者に明るい笑顔で接するモモミンアウンさん(右)=2月、佐渡市宮川

 全国で病院や福祉施設の経営が危機に直面している。人口減が顕著な地方では特に深刻で、閉鎖や機能縮小が相次ぐ。佐渡はさらに離島というハンディがある。限られた医療資源で、どう島民の生活を守るのか。島民はどう病や老いと向き合えばいいのか。佐渡の医療、介護の現状や課題を探った。

<4>特養、ショートステイの利用者が少ない…佐渡で進む需要減

 「あったかくなってきたね」。佐渡市宮川の「ケアセンターうしろやま」では、数人の外国人スタッフが利用者に明るく声をかけながら、手際よく介助していた。

 2024年5月から就業するミャンマー出身のモモミンアウンさん(34)は、在留資格「特定技能1号」を持つ。職場では食事や排せつの介助をこなし、日本人スタッフと同様に夜勤にも入る。将来は国家資格の介護福祉士を取得することが目標だ。

 若手就業者が少ない佐渡市内の福祉施設では...

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