スマイル赤泊で、かつてショートステイ利用者が使っていたスペース。今は車いすなどの置き場になっている=佐渡市徳和
スマイル赤泊で、かつてショートステイ利用者が使っていたスペース。今は車いすなどの置き場になっている=佐渡市徳和

 全国で病院や福祉施設の経営が危機に直面している。人口減が顕著な地方では特に深刻で、閉鎖や機能縮小が相次ぐ。佐渡はさらに離島というハンディがある。限られた医療資源で、どう島民の生活を守るのか。島民はどう病や老いと向き合えばいいのか。佐渡の医療、介護の現状や課題を探った。

<3>医療資源の枯渇進む佐渡、限られた医師どう生かす?

 がらんとした空間に、しばらく使われていない車いすと歩行器が整然と並ぶ。2カ月前まで、ショートステイ利用者の声が行き交っていた場所だ。

 佐渡市徳和の特別養護老人ホーム「スマイル赤泊」は1月末、このスペースの運用を休止した。永井恭子施設長(70)は「特養、ショートともに利用者が...

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