
國分功一郎さん=2026年2月、東京都目黒区
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から15年。福島県では今なお「帰還困難区域」が残り、2万3千人以上が各地で避難を続けている。“復興”のつち音が響く中で長い歳月が流れたが、「原発事故で被害を受け、避難をした人たちの声があまりにも聞こえてこない」と哲学者の國分功一郎さんは話す。
追われるように故郷を離れた避難者たちは今、何を思うのか。原子力問題について考え続けてきた國分さんは「この機会にぜひ、話を聞かせてほしい人たち」が暮らす宇都宮市に向かった。3時間に及ぶ対話を経て、國分さんが言う。「原発事故は、人間の想像力が『避難』という言葉に込めてきた意味をはるかに超えている」(共同通信=多比良孝司...
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