滑走路の新設と延伸工事が進む成田空港周辺=2日午後、千葉県成田市(共同通信社ヘリから)
 滑走路の新設と延伸工事が進む成田空港周辺=2日午後、千葉県成田市(共同通信社ヘリから)
 成田空港周辺=2日午後、千葉県成田市(共同通信社ヘリから)

 成田空港の滑走路新設・延伸は「第2の開港」として地元や航空業界の期待を集める。ただ用地取得は難航し、2029年3月の供用開始予定は遅れることに。空港会社は土地の強制収用を可能とする土地収用法の手続きを検討する方針を国に伝えた。地域の発展停滞も懸念される中、これ以上の遅れは許されないと判断。法による強制手段を打ち出すことで地権者の翻意に期待する狙いも透ける。

 ▽89・7%

 「用地取得は空港の機能確保の大前提だ」。成田国際空港会社(NAA)の藤井直樹社長は3月の記者会見で強調した。国交相から25年度中にめどをつけるよう指示されていた取得率は、3月末時点で89・7%にとどまっている。

 かつて一方的...

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