米フロリダ州で、宇宙船オリオンを搭載したロケットの打ち上げを見守る人たち=1日(AP=共同)
 米フロリダ州で、宇宙船オリオンを搭載したロケットの打ち上げを見守る人たち=1日(AP=共同)
 宇宙船オリオンを搭載したロケットの打ち上げ後、米フロリダ州で月を眺める人=1日(ロイター=共同)
 トランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席=2019年6月、大阪市(AP=共同)
 中国国家宇宙局が、月の裏側で試料採取した無人月面探査機「嫦娥6号」として公開した画像(同局のサイトから、共同)
 米中の月探査を巡る動き

 人類初の月面着陸を成功させた1960~70年代のアポロ計画からおよそ半世紀、米国と競争する超大国は、ソ連から中国に代わった。中国の探査技術の進歩は目覚ましく、米国を脅かす存在に。両者はそれぞれ月の拠点化を目指しており、将来の覇権を巡る「第2の宇宙開発競争」の様相となっている。

 ▽機運

 「半世紀以上ぶりの試みで、信じられないくらい重要な一歩だ」。打ち上げ後の記者会見で、中国との競争で今回の飛行が持つ意味を問われた米航空宇宙局(NASA)のアイザックマン長官は、こう強調した。

 50年代後半から60年代初め、ソ連は世界初の人工衛星スプートニクの打ち上げやガガーリン飛行士による人類初の宇宙飛行に成功...

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