
米フロリダ州で、宇宙船オリオンを搭載したロケットの打ち上げを見守る人たち=1日(AP=共同)
人類初の月面着陸を成功させた1960~70年代のアポロ計画からおよそ半世紀、米国と競争する超大国は、ソ連から中国に代わった。中国の探査技術の進歩は目覚ましく、米国を脅かす存在に。両者はそれぞれ月の拠点化を目指しており、将来の覇権を巡る「第2の宇宙開発競争」の様相となっている。
▽機運
「半世紀以上ぶりの試みで、信じられないくらい重要な一歩だ」。打ち上げ後の記者会見で、中国との競争で今回の飛行が持つ意味を問われた米航空宇宙局(NASA)のアイザックマン長官は、こう強調した。
50年代後半から60年代初め、ソ連は世界初の人工衛星スプートニクの打ち上げやガガーリン飛行士による人類初の宇宙飛行に成功...
残り1023文字(全文:1323文字)















