「令和の米騒動」を経て転換期を迎えているコメ政策について、元農相の石破茂前首相(69)と、鈴木憲和農相(44)に課題や今後の展開を聞いた。
◆石破元首相 減反に懐疑的な思い抱き続け…農業、農村の衰退危ぶむ
-首相だった昨年8月に「増産にかじを切る」と表明しました。背景にどんな問題意識がありましたか。
「ずっと生産調整(減反)に対して懐疑的だった。食料の自給力の維持に、なぜこれほど関心がないのか。欧米諸国は農業を大事にしてきた。日本だけが異質な存在であることに対する危機感があった。里山が荒れ果てている光景は見るに堪えない。『戦後最も厳しい安全保障環境』と常とう句のように言いながら、この現状は何なんだということが相まって『増産』と言った」
-増産で米価下落を懸念す...
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