政府の方針転換に戸惑いながら田んぼを見つめるコメ農家の長谷川智行さん=3日、新潟市西蒲区
政府の方針転換に戸惑いながら田んぼを見つめるコメ農家の長谷川智行さん=3日、新潟市西蒲区

 「米価の安定のためには仕方ない」「需要のある魚沼コシは減らしたくない」-。コメの「需要に応じた生産」を明記した食糧法改正案が閣議決定された3日、石破茂前政権の増産方針からの転換に対し、県内農家は複雑な胸中を口にした。コメの供給不足に備え、政府が新たに打ち出した「民間備蓄制度」の導入については、実効性のある制度とするためのルール作りを求める声が上がった。

 「需要に応じた生産」は過剰在庫を回避し、米価の下落防止につながる。県内有数の穀倉地帯、新潟市西蒲区の巻地区で23ヘクタールを作付けするコメ農家の長谷川智行さん(49)は「民間在庫が積み上がる中、米価が下がることは覚悟している。そうした情勢も踏...

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