新潟国際アニメーション映画祭の会場を訪れた廣田幹人。毎回、新たな作品に出合うのを楽しみにしている=2月、新潟市中央区

 「『支援しない方がいいのでは』『火を絶やさない方に懸けるべきだ』など、いろいろな意見があったが結果的に支援を決定した」

 2月20日、新潟市中央区の日報ホール。第4回新潟国際アニメーション映画祭開幕のフォーラムで、文化庁の担当者は切り出した。

 映画祭継続を左右する大きな要因が、運営資金だ。

 文化庁は映画祭の支援事業として2025年度、新潟など七つの映画祭に助成した。新潟は運営体制の大幅な変更など、不確定要素が多く、「ぎりぎり及第点」で滑り込んだ格好だ。

 国内の映画祭は、行政の補助金を頼りに運営するケースが多い。

 隔年開催の広島市の映画祭は文化庁の補助金のほか、市が約7千万円を負担。名古屋市の映画祭には、愛知県と市がそれぞれ1500万円を計上している。

 一方、新潟は...

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