
世界の核弾頭数の推移
核軍縮・不拡散体制の礎石として核拡散防止条約(NPT)が発効してから56年。核軍縮義務を負っている核保有国が軍拡に転じ、米イスラエルのイラン攻撃などでNPT体制の根幹が揺さぶられる中、27日開幕の再検討会議が「過去最も難しい会議」(国連筋)となるのは必至だ。核の惨禍を防ぐ国際秩序を立て直せるか、正念場の4週間となる。
▽危険な競争
「核保有国の軍拡を押しとどめ、再び核軍縮にかじを切る体制をつくらなければならない」。国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長は開幕を前に、共同通信との会見で危機感をあらわにした。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、世界の核弾頭数は2025年1月時点で推計1...
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