
インタビューに答える一橋大学の秋山信将教授
非常に厳しい環境下での核拡散防止条約(NPT)再検討会議だ。まず2月に米ロの新戦略兵器削減条約(新START)が失効した。それは、大国間で核を巡る互いの関係性を安定的に維持するメカニズムがなくなったことを意味する。
大国の間では、安定的関係の維持を志向しようという総意に変化が生じ、限られた資源で相手に対する優越をどう獲得するかという方向に関係性のモードが変わった。
中国が軍備管理に関心を示さず軍拡を進めるのも、ロシアが原子力魚雷のような特異な兵器を持とうとしているのも、抑止のゲームにおいて米国の優越確立を許容しないための動きといえる。
米国も海洋発射型の核巡航ミサイルの開発など、中ロに対抗する動き...
残り1082文字(全文:1381文字)












