来年の新入生向けランドセルが並ぶイオンモール新潟亀田インター=新潟市江南区
来年の新入生向けランドセルが並ぶイオンモール新潟亀田インター=新潟市江南区

 来年の新入生向けランドセル商戦が早くも本格化している。ランドセルを選ぶ活動「ラン活」商戦は年々早まり、春の大型連休が最初のヤマ場。少子化が進む中、売り手は品ぞろえの拡充や時代に合わせた商品開発、展示会開催時期の工夫などでシェア拡大を狙う。

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 イオンモール新潟亀田インター(新潟市江南区)では、4月下旬から予約販売会を開いている。20ブランド以上のランドセル約300種類を展示。メインの棚に並ぶのは、くすみカラーのランドセルだ。担当者によると、メタリックやラメ系の人気が落ち着き、淡い色合いでシンプルなデザインの商品が売れるという。

 平均購入価格は機能性向上、物価高を背景に上昇傾向。ランドセル工業会によると、ことしの1年生は6万2034円で、10年前から約2万円アップしている。

 そんな中、イオントップバリュのランドセル「かるすぽ」シリーズは3万円台の商品や、2万円台のランドセル型リュックもそろえる。売り場担当者は「ラン活はお盆時期に2度目のヤマが来るが、この連休に来る親子は大体決めていく。店頭で納得して購入してもらえるように丁寧に接客したい」と力を込める。

 展示会の時期を連休後に先送りするのは新潟伊勢丹(新潟市中央区)。昨年までは4月に開催。顧客から「連休中にある各メーカーの展示会を見てから決めたい」という声を受け、13日に始める。期間中は常時展示品を含む約500点を並べる。百貨店限定の商品や工房系ブランドを多く取りそろえる。担当者は「各展示会を回った上で、当店を最終的な購入場所としてもらえれば」と期待する。

 各メーカーの新作に触れられる展示会。「ふわりぃランドセル」の協和(東京)は4日に上越市、5日に長岡市、6日に新潟市東区で開く。軽量化に注力しており、全モデルに背負い心地を高めるチェストベルトが付いているのが特徴。2027年度モデルでは人気シリーズに新色を追加した。

 老舗メーカーの土屋鞄製造所(東京)は6日に新潟市中央区で開く。高級革のコードバン(馬革)や牛革の商品を扱う一方、人工皮革などを主素材とし、軽量で耐久性に優れた新ブランドの展開を始めた。担当者は「近年はラン活疲れという言葉も聞かれる。幅広い商品を展開することで、買い回りに伴う家族の負担も軽減したい」としている。...