
自民党大会で演説する党総裁の高市首相=4月、東京都内
高市早苗首相が来春ごろまでに憲法改正の国会発議にめどを付けると事実上宣言し、どのような道筋を描くのかに注目が集まる。鍵を握るのは与党が圧倒的多数を持つ衆院と異なり、少数与党に甘んじている参院だ。自民党は野党を取り込もうと、参院選の「合区」解消を掲げて盛んに秋波を送る。他にも緊急事態条項を巡る衆参の温度差や9条の扱いなど課題は多く、国民投票に至る道は依然、難航必至だ。
▽圧力
「徹底した議論を行った後に意見の集約を図り、最後は決断する」。4月の自民党大会。首相は総裁演説でこう強調した。衆院選圧勝で「数の力」を得て、改憲への意欲を一段と強めた形だ。
演説では来年の党大会までに発議のめどを付けたいと表明...
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