ドイツ西部のラムシュタイン米空軍基地を訪れたトランプ米大統領(左)=2018年12月(ロイター=共同)
 ドイツ西部のラムシュタイン米空軍基地を訪れたトランプ米大統領(左)=2018年12月(ロイター=共同)
 欧州の主な駐留米軍

 トランプ米政権がドイツ駐留米軍を5千人削減する方針を表明した。米国による対イラン作戦を批判したドイツへの「懲罰措置」とみられ、欧州軽視の姿勢が鮮明になった。駐留米軍削減をてこに各国に協力を迫る手法は同盟関係に悪影響を及ぼす。一方的な方針転換は米国の抑止力への信頼性を揺るがし、日本を含む同盟国に不安が広がる恐れがある。

 ▽軽視

 「不適切で無益な発言だった」。米国防総省高官は1日、ドイツのメルツ首相を非難した。メルツ氏は4月27日、イラン情勢で「米国には明らかに戦略がない」と語っていた。

 トランプ大統領は翌28日に交流サイト(SNS)で「メルツ氏は自分が何を言っているか分かっていない」と激怒。29日に...

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