
英地方選の結果を喜ぶ緑の党のポランスキー党首(右)ら=8日、ロンドン(ロイター=共同)
7日に実施された英地方選で政権与党の労働党と最大野党の保守党が共に大敗し、伝統的な二大政党制の危機が浮き彫りになった。有権者は国の「再建」を果たせない両党を見限り、新興のポピュリスト政党などに投票。多党制時代に突入したとの指摘もあり、2029年までに行われる次期総選挙に向け、政局の不透明感は増すばかりだ。
▽地盤崩壊
「労働党を支持してきたが、今は失望している」。ロンドン東部ハックニーで、公務員の男性(32)が胸の内を語った。経済対策の効果や、ポピュリズムに迎合するかのように徐々に厳しくしてきた移民政策に疑問を抱き、スターマー首相が指導力に欠けると感じている。家賃の抑制など市民目線の施策を訴える...
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