
アフリカ西方の島国カボベルデで出発に備えるクルーズ船「MVホンディウス」=6日(ドローンから、ロイター=共同)
大西洋のクルーズ船で集団感染の疑いが出た「ハンタウイルス」に国際社会の関心が集まっている。感染疑いが相次ぐ事態となった背景には、状況の把握が遅れた側面もある。世界的に大流行した新型コロナウイルスの記憶が残る中、感染拡大への懸念も出ているが、世界保健機関(WHO)は一般市民の感染リスクは低いとして冷静な対応を呼びかけている。
▽後手に回る
オランダの会社が運航するクルーズ船「MVホンディウス」が南米アルゼンチンを出航したのは4月1日。南極圏や大西洋の島々の大自然を満喫しながら、アフリカ大陸西方の島国カボベルデを目指す船旅になるはずだった。
だが数日後に体調を崩した乗客のオランダ人男性の容体が悪化し、...
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