「重監房資料館」を案内する黒尾和久学芸員=2026年3月、群馬県草津町
 「重監房資料館」を案内する黒尾和久学芸員=2026年3月、群馬県草津町
 発掘調査が行われた「重監房」跡地=2026年3月、群馬県草津町
 草津温泉の湯畑を指し示す案内人の川口正昭さん=2026年3月、群馬県草津町

 地下から湧き出た温泉の湯けむりが立ちこめている。年間400万人以上の観光客が訪れる群馬県草津町の草津温泉。温泉街の中心には、高温の湯を地表で冷ます設備「湯畑」が広がる。

 広大な湯畑を前に、案内人の川口正昭さん(66)が語り始めた。

 「観光客が知らない、もう一つの草津を見に行きましょう」

 全国有数の温泉地の裏側には、ハンセン病患者に関する“負の歴史”があった。劣悪な環境で監禁され、患者の4人に1人、23人もが死亡した懲罰施設「重監房」、本人の意思に反して行われた妊娠中絶、「命カエシテ」と刻まれた碑の意味は―。

 町を1日かけて巡り、埋もれた歴史をひもといた。(共同通信=赤坂知美)

 ▽説明板から削除された記...

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