スウェーデン・ストックホルムのバンドハーゲン校での国語の授業で、本を読む児童ら=3月(共同)
 スウェーデン・ストックホルムのバンドハーゲン校での国語の授業で、本を読む児童ら=3月(共同)
 さまざまな本がそろうバンドハーゲン校の図書室=3月、スウェーデン・ストックホルム(共同)
 教室で紙の冊子を朗読する児童=3月、スウェーデン・ストックホルム(共同)
 バンドハーゲン校の現状を説明するニーストラム校長=3月、スウェーデン・ストックホルム(共同)
 授業の「アナログ化」を進める狙いを話すスウェーデン議会教育委員会のフォシェル委員長=3月、ストックホルム(共同)

 世界でも先駆的にパソコンやタブレット端末を授業に導入してきた北欧スウェーデンで、紙の教科書を復活させる取り組みが進んでいる。急速なデジタル化が子どもの学力低下につながっていると懸念する声が強まったためだ。ただ成績不振の要因は複合的だとして電子機器の排除に疑問を持つ教育関係者もおり、現場では手探りが続いている。

 「コウノトリが見上げると、キツネは意地悪そうに目を光らせていた」。6~12歳の児童が通う首都ストックホルムのバンドハーゲン校。国語の授業で4年生がいたずら好きのキツネの物語を順に朗読していく。手にしているのは紙の教材だ。

 朗読の前には小説など好きな本をそれぞれ10分間黙読した。パソコンやi...

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