「米や茶が大陸から日本に持ち込まれた歴史が、水中遺跡から分かるかもしれない」と話す佐々木ランディさん
 「米や茶が大陸から日本に持ち込まれた歴史が、水中遺跡から分かるかもしれない」と話す佐々木ランディさん
 「米や茶が大陸から日本に持ち込まれた歴史が、水中遺跡から分かるかもしれない」と話す佐々木ランディさん
 「水中遺跡はそこにある」を刊行した佐々木ランディさん
 「水中遺跡はそこにある」を刊行した佐々木ランディさん

 薄暗い海底に沈んでいる木片は、数百年前の船の一部だった―。帝京大文化財研究所准教授の佐々木ランディさんは、海や湖の底に残された痕跡から当時の人々の暮らしを調べる「水中考古学」の専門家だ。古代から近現代まで、扱う時代はさまざま。水中遺跡は「歴史のある時点が明確に見える、タイムカプセルみたいなものです」と、魅力を語る。

 有名なのが、長崎県松浦市の鷹島海底遺跡だ。鎌倉時代の元寇船の一部をはじめ、元軍の武器など多くの遺物が出土。海底に突き刺さったいかりの方角などから、実際に嵐が来たことが裏付けられたという。佐々木さんも調査に関わり、使われた木材の種類などから、船が中国で造られたことを明らかにした。「現...

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