国会内を歩く高市首相=14日午前
 国会内を歩く高市首相=14日午前
 近年の主な補正予算

 政府は補正予算案を編成する検討に入った。高市早苗首相は、中東情勢の混迷で長引く原油高にも「経済優先」の姿勢を崩さず、上昇が見込まれる電気・ガス代などの負担を軽減する。一方、予算規模が膨れ上がれば財政悪化の懸念は一段と高まる。財政措置はエネルギーの節約要請と合わせて実施すべきだとの声も出ており、市場との対話が試される。

 ▽枯渇

 「米国とイランが停戦しても、油価が下がるとは限らない」。ある経済官庁幹部はこう漏らす。政府は、2月末の戦闘入り後に跳ね上がった原油価格に神経をとがらせている。指標となる米国産標準油種(WTI)は停戦交渉が難航し、1バレル=100ドル前後で高止まりする。

 近年は夏冬の電気・ガス...

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