米連邦準備制度理事会(FRB)の建物=2025年11月、ワシントン
 米連邦準備制度理事会(FRB)の建物=2025年11月、ワシントン
 ウォーシュ新議長を巡る注目点

 米連邦準備制度理事会(FRB)議長にトランプ大統領の指名を受けたウォーシュ氏が就任する人事が承認された。異例の政治圧力にさらされたパウエル議長から8年ぶりのトップ交代だ。大統領は利下げを求める発言を続けており、FRBの独立性を巡る懸念を払拭し政策運営できるかどうかが最大の課題となる。

 ▽距離感

 議会上院の投票結果は賛成54対反対45。賛成に回った野党民主党議員は1人だけで超党派の幅広い支持は得られなかった。米メディアは、FRB議長としてはまれに見る僅差だったと指摘。政治からの独立性低下への警戒感が背景だ。利下げ要求に応じなかったパウエル氏と政権の対立は、議長自身への刑事捜査に発展するなど先鋭化し...

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