
(絵:100%ORANGE)
京都の電車内では、旅行中のグループのうち、ひとりが代表し、地図やスケジュールをスマートフォンで調べる、という光景がちらほらと見られる。東京や横浜といった大都市圏では、ほぼ100パーセントの乗客が、ひとりびとりばらばらにスマホをいじっている。大阪でも地下鉄なら同じだが、環状線だと、高校生やおばちゃんが、いまだスマホなしでえんえんしゃべくっていたりする。
ほんの15年前は、雑誌や文庫本だった。電子ブックのことを考えれば、読書人口はそこまで激減していないかもしれないけれど、公共の乗り物内で、誰も本をひらくものがいないという情景は、本好きの身にとって、やはり、なんともさびしい。なので、車両の窓辺で、小...
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