言語学者の川原繁人さんは難聴の子どもたちの発音訓練を支援している。モニターに映し出されているのは、音声器官の動きを解説するイラスト=東京都三鷹市
 言語学者の川原繁人さんは難聴の子どもたちの発音訓練を支援している。モニターに映し出されているのは、音声器官の動きを解説するイラスト=東京都三鷹市

 多くの人が暮らしの中で生成人工知能(AI)を便利に使うようになったが、依存や個人情報の漏えいには注意が必要だ。言語学者の川原繁人さんは、AIにどこまで頼っていいのかを考えることが大切と呼びかけ、一石を投じている。

 料理のレシピ、外出時の服選び、旅行計画、手紙の文案などを提案したり、悩みごとの相談相手になったり。専門知識がなくてもスマートフォンやパソコンに普段の言葉遣いで質問すれば、すぐに答えが返ってくる。「それはメリットです」と川原さんは言う。

 だが懸念はある。普及は猛スピードで進み、世界中を覆う。「理解しておかなければならないのは、生成AIを長期的に使った人間にどういう影響が出るかが分かってい...

残り640文字(全文:939文字)