
東京地方裁判所=2009年撮影(裁判所合同庁舎)
男性は2018年、インターネットオークションにDVDを出品した。ところが、落札者からこんなクレームが寄せられた。
「これはサンプル品じゃないか」
DVDが返送されてきたが、男性は既に代金を受領してしまっている。トラブルになり、警察で事情聴取を受けた。その際、説明もないまま指紋を採取された。
結局は不起訴になり、男性は思った。「不起訴になったのだから、指紋データは削除してもらいたい」
しかし、東京地裁は5月の判決で削除を認めなかった。一方で、過去には指紋データの削除を命じた判決もある。一体なぜ、司法判断が割れるのか。(共同通信=広川隆秀)
▽両手指と、クリームを塗った手のひらも採取
東京地裁の判決や原告側...
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