
建設中の住宅で鉄筋の長さを測るファティ・アブディ(左から2人目)。30以上の建物を完工させてきたが、今でも「完成を見るたびに幸せな気持ちになる」=2026年1月、モガディシオ(撮影・中野智明、共同)
ライフルを携えた治安要員が至る所に配置され、一帯には緊張感が漂う。長年内戦が続いたアフリカ東部ソマリアの首都モガディシオ。復興が進む一方でイスラム過激派のテロに伴う治安悪化への懸念は消えず、街はどこかすさんで見えた。その一角に、ベールを身にまとった女性土木技術者の姿があった。
舗装されていないでこぼこの道路から土煙が舞い上がる。ヘルメットに安全ベスト姿で男性作業員にてきぱきと指示を出していたのは、国連機関に勤めるサディオ・オマール(25)だ。イスラム教を国教とするソマリアで、女性技術者は珍しい。「国をよみがえらせたい」。かつて高校や大学で机を並べたファティ・アブディ(25)と共に、街の復興と女...
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