公害健康被害補償法に基づく水俣病の認定申請を新潟市に棄却され、国の公害健康被害補償不服審査会に処分取り消しを求めた新潟市の60代女性に対する口頭審理が2日、新潟市中央区で開かれた。女性は、新潟地裁が3月、原告8人全員を水俣病と認める判決を示した新潟水俣病第2次行政認定訴訟の原告で、両親は認定患者。女性側は棄却処分の根拠をただしたが、新潟市側は「検査や調査の結果で(判断しており)、これ以上は国の認定基準の問題になる」などとした。

 女性は幼少期から耳鳴りやこむら返りなどがあり、2014年に認定を申請したが、20年に棄却された。再申請したが、23年に再び棄却となった。

 市側は、女性の父親が漁業組合に加入し、阿賀野川の魚を常食していたとして「相当程度の(水銀)暴露が否定できない」としながら、症状が感覚障害のみで因果関係を示す証拠がなく「水銀摂取の影響によるかは判断できない」と説明。...

残り171文字(全文:561文字)