燃料高騰の影響を受ける県内の銭湯。ボイラー室で作業をする千鳥湯の熊谷孝さん=新潟市中央区
燃料高騰の影響を受ける県内の銭湯。ボイラー室で作業をする千鳥湯の熊谷孝さん=新潟市中央区

 中東情勢悪化による燃料価格の高騰が、県内の銭湯を直撃している。燃料費が10年前の2倍以上になっている所もあり、事業者は入浴料の引き上げで対応したい考えだが、銭湯は物価統制令の対象のため、価格改定は容易でない。国の燃料費補助も長く続くか分からず、憩いの場の経営は厳しさを増す。「営業時間を短くしたり、休みを増やしたりするしかない」と悲愴(ひそう)感も漂う。

 「今回は異常な値上がり。どうにもならない」。創業90年を超える秋葉湯(新潟市東区)の長沼功さん(84)は、燃料代の領収書を手に表情を曇らせる。

 ボイラーで湯を温めるのに灯油を使うが、米国とイスラエルによるイラン攻撃により、灯油代は3月中旬に1リッ...

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