
奈良県明日香村の飛鳥宮跡と飛鳥寺跡
高松塚古墳や石舞台古墳など歴史の教科書に登場する有名遺跡の宝庫「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県)が世界文化遺産に登録される見通しとなった。100年近くにわたる発掘調査で地下の遺跡に光を当て、古代日本の姿を次々と解き明かしてきた。考古遺跡特有の「分かりにくさ」という逆境もはね返し、候補入りから約19年かけて世界の晴れ舞台にたどり着いた。
▽満点勧告
「構成資産全てが長年保護されてきた。資産の範囲も適切と評価された」。国連教育科学文化機関(ユネスコ)諮問機関の登録勧告を受け、文化庁担当者は勝因をこう分析した。
19の遺跡は全て国の特別史跡か史跡、陵墓に指定。指定範囲も順次拡大し、飛鳥宮跡は全域、藤原宮跡は...
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