国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する診療所で、パレスチナ難民の子どもの予防接種に立ち会う清田明宏(右から2人目)=2025年11月、アンマン(撮影・武隈周防、共同)
 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する診療所で、パレスチナ難民の子どもの予防接種に立ち会う清田明宏(右から2人目)=2025年11月、アンマン(撮影・武隈周防、共同)
 イスラエルの激しい空爆で廃虚になったパレスチナ自治区ガザ南部ハンユニス=2025年1月(清田明宏さん撮影)

 国連の車列でもイスラエル軍は容赦がなかった。2024年9月、イスラエルの苛烈な攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ。ポリオ予防接種のため現地入りした国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)保健局長で医師の清田明宏(せいた・あきひろ)(65)らが乗る4台の車列が戦車やブルドーザーに挟まれ身動きが取れなくなった。

 先頭の車に土砂をかけられ、最後尾の車は戦車に小突かれる。イスラエル軍の許可を得た活動だったが、兵士が小銃を構え全員に車外に出るよう圧力をかけた。足止めは長引き、日は暮れた。現地の運転手は「いつ拘束されるのか」と恐怖で震えが止まらなかった。

 がれきと化した街をふらふらと歩く若い男性が射殺される...

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