
松田俊介さん
音や文字ではなく、動きで伝える日本手話で、例えば「ドアを開ける」や「化粧する」といった日本語の言葉はどう表現するのか。ドアは押すのか引くのか。化粧は口紅をさすのかファンデーションを塗るのか。日本手話では、「どのように」の部分を具体的に表現する必要があり、それが分からないときは、何か一つを選ぶのだという。
こうした表現の「縛り」が、日本手話の文法に大きく影響していることを明らかにしたのが、東京大助教の松田俊介さん。「日本手話に関心を持ってもらおうと、なるべく専門用語を使わず、気軽に読める本を意識しました」と著書への思いを語る。
本書は、身体動作を使って意味を伝える特性ゆえの、対象を詳細に捉える日本...
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