
戦争柄の着物などが展示され、戦争の悲惨さと平和の大切さを見つめ直す企画展「戦争を考える2022」=新潟市中央区
着物や食器、手りゅう弾などの「戦争遺物」を通し、戦争の悲惨さと平和の大切さを学ぶ企画展「戦争を考える2022-日常に入り込んだ戦争-」が、新潟市中央区の新潟大学旭町学術資料展示館で開かれている。
同展は大学の平和を考える教養科目の開講に合わせ毎年開催されている。戦艦や戦車、国旗の横に「日ノ丸マモレ」という文字などがあしらわれた着物や帯、戦闘機の形をした時計、軍人の漫画が描かれたはがきなど全234点を展示。こうした物品の生産量や購買量が最も増えた昭和初期のものを中心に、人々を戦争に向かわせる「戦争プロパガンダ」が、当時の国民の衣食住に広く浸透していたことを示す展示物が並ぶ。
この科目を受講して...
残り143文字(全文:443文字)