
3年ぶりの鉱山祭で披露された神事芸能「やわらぎ」=7月23日、佐渡市相川下山之神町
新潟県佐渡市相川地区で伝統の「鉱山祭」が23日、始まった。新型コロナウイルスの影響を受け、開催は3年ぶり。金銀山の繁栄を願う神事芸能「やわらぎ」が奉納され、観客たちが「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録の実現を願いながら見守った。
鉱山祭は商工関係者らでつくる実行委員会が主催。鉱山労働者を慰労するために1887年に始まった。
江戸時代から伝わるやわらぎは、鉱山の安全とともに、山の神の心を和らげ、硬い鉱脈が軟らかくなるように願う。大山祇(おおやまずみ)神社(相川下山之神町)で行われた神事に続いて、相川小学校の5年生8人がやわらぎを披露した。
児童たちは、神の使いとされていたムカデが描かれ...
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