ガードレールを撤去し、新たに設置された柵=佐渡市相川地区
ガードレールを撤去し、新たに設置された柵=佐渡市相川地区

 世界文化遺産登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」の構成資産周辺で、今秋にも予定されている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の現地調査を見据えた環境整備が進んでいる。イメージアップのために市や新潟県が遺跡周辺の整備や美化に力を入れる。

 28日に閉会した6月議会に市が提案し、可決された一般会計補正予算案には、世界遺産登録に向けた環境整備事業費453万円が盛り込まれた。当初予算にも、草刈りや仮設階段設置などの費用1250万円を計上したが、4月以降、現地調査に向けた打ち合わせを重ねる中で、さらなる整備が必要と市が判断した。

 具体的には、現地調査までに、上相...

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