承前。寺田駅で高校生たちを見送ったあと、なおも雪が降り続くなか来た道を戻り西魚津駅に向かいました。列車の運行は無くともさらに雪に埋もれた駅舎を撮るためです。

 そして運行見合わせ。当然翌日(1月9日)も運休となりましたが、北陸新幹線宇奈月温泉駅と連絡する新黒部駅まで車を走らせました。運休区間になぜ向かうのか。それは、そうした光景はこの時しか撮れないからです。そう勇んだものの、雪瘤だらけの圧雪路で、ときにホワイトアウトするような状況。現場まで赴いたものの撮影を断念して、また慎重に車を走らせホテルに戻りました。なぜなら、そこかしこで車がスリップにコースアウトで、自分自身がいくら気を付けようともそう...

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