この鉄道橋は丹東、鳳凰城を経て通化を結ぶ予定だったが建設途中で終戦を迎え未成線となった。満鉄の野望はここで途切れていた。(遼寧省寛甸満族自治県井峪村) Google マップ
 この木造駅舎は、朝鮮戦争の勃発によって作られた兵站鉄道の臨時駅(上河口)。当時、駅員だった揚さんは、1985年にダム建設の立ち退きによって、かつての駅舎を住居として提供された。それから、ここで暮らしている。


 

 駅舎で暮らす揚さんと菊さん夫妻。二人は同い年の83歳(2012年当時)主人の揚さんは朝鮮戦争の勃発によって鉄道員となった。この駅の先に続く鴨緑江上河口鉄橋は満州時代に建設されたが、満鉄支線の建設が頓挫していたことから、開通することはなかったと話してくれた。

 

 北朝鮮へ続いていたこの鉄路は、朝鮮戦争勃発によって建設が再開された。その基礎となる道床は日本が作り残していった。(遼寧省・上河口)


 鴨緑江上河口鉄橋の周辺はマスの養殖場として知られる。この鉄橋は朝鮮戦争が休戦以降に廃線となったが、鉄橋はいまも戦備であって袂には解放軍の施設がある。

           Google マップ(上河口)

 通化から集安行きの列車に乗った。ふと車窓を見ると果松駅に到着していた。この辺は1993年にSLの撮影で訪れていた。 Google マップ

 

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