前回、満鉄未成線を紹介しました、今回は国境鉄路①で紹介した丹東よりさらに鴨緑江上流に位置する集案、臨江そして、中朝国境を隔てるもう1つの大河、日本海へと注ぐ豆満江へとご案内いたします。

 また、今回から写真展で展示したキャプションに加え、今回から一部の写真に解説を加筆して構成しました。Googleマップと合わせてご覧いただければ幸いです。


 集安から列車で行く平壌ツアーに参加する若者たち。彼女たちや通り通りかかった鉄道員に列車の発車時刻を尋ねると分からないという。まるでミステリーツアーのようだ。集案駅税関前 2014年5月

 中国集安から北朝鮮満浦に向かう。たった1両の国際列車は鉄橋を渡り、北...

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