糸魚川駅にあるジオラマ鉄道模型ステーション。大改修後に不具合が続いている=糸魚川駅
糸魚川駅にあるジオラマ鉄道模型ステーション。大改修後に不具合が続いている=糸魚川駅

 新潟県糸魚川市の糸魚川駅構内の鉄道ジオラマが大規模改修後に不具合が続いている問題で、糸魚川市は10月26日、改修を受託したディディエフ社(東京)に対し、改善を求める文書を提出した。市によると、ディディエフ社は改修の手法などについて検討中という。

 26日に開かれた糸魚川市議会の全員協議会で市が説明した。問題となっているのは糸魚川駅の「ジオラマ鉄道模型ステーション」。カメラ付き鉄道模型が走行し、運転席からの風景をモニター画面で楽しめるのが特長だ。

 約450万円かけた改修の一環で、カメラをアナログからデジタルに交換したところ画像が止まる不具合が頻発。家族連れから返金を求められる事例も出ていた。

 市は「契約不適合」と判断し、画像停止の要因となる電源部品の改善を求めた。また、利用者が車両が長い鉄道模型を持ち込んで走行させた場合、コーナー1カ所でほかの車両と接触し脱線するとして、この点の改善も求めた。