これまでに書いてきた通り新しい機能を積極的に取り込んで撮影することは、想像力を掻き立て新たな表現につながるのです。OM-D E-M1MarkⅢを使用して1年が過ぎましたが、このカメラを使うようになってから「深度合成」という機能を使って撮影するようになりました。 深度合成とは、任意で選んだ撮影枚数(3~15枚)をピント位置を移動させながら連続撮影し、カメラ内で自動で合成して被写界深度の深い(パンフォーカス)写真を生成する機能です。この機能は主に静止物の撮影に使われ、例えば料理写真で手前の料理から奥のグラスまで全てピントを照合させられる機能です。あるいは最も被写界深度が浅くなるマクロレン...
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