1985年3月31日は、私にとって中学生最後の1日であり蒲原鉄道(加茂-村松間)最後の日でもありました。その前年の7月に初めて蒲原鉄道を訪れたときに、東加茂駅の駅員さんから廃止になると訊いて、毎週のように通いました。 最終日を撮影した充足感は、やがて喪失感に変わり、何らかのテーマを求めていました。翌月の鉄道雑誌で水郡線にSLが運転されることを知り、水戸へと赴きました。これだ!という確信は持てませ…

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