走行しながら路面データを取得することができる車載式装置(CSS技術開発提供)
走行しながら路面データを取得することができる車載式装置(CSS技術開発提供)

 建設業の加賀田組(新潟市中央区)は、測量業のCSS技術開発(東京)と共同開発したシステムを使って、道路の舗装修繕工事に必要な測量の効率化に取り組んでいる。情報通信技術(ICT)を活用し、対象の道路を自動車で走行しながらデータを取得でき、6時間程度かかっていた作業が数分で完了する。加賀田組は現場の生産性向上につなげ、需要が増す老朽インフラ修繕への対応力を強化する。

 従来の測量は、装置を載せた三脚を路面に設置しデータを取得。その後、次の地点に三脚を移動して設置し直し、データを取得するという作業を繰り返していた。

 共同開発したシステムでは、衛星利用測位システム(GPS)を利用し、測量装置を搭載した...

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